| 戻る |
| ■ 欧州でパーム油が締め出される!? | 2026.10.10 |
洗浄に関するシンポジウムメモで重要なことを書き忘れていました。 花王の尾崎氏がラウリン酸を採るための藻類の研究のご講演の最初の部分で、ラウリン酸の原料であるパーム核油やパーム油等が欧州で2030年までに使用割合をゼロにするというように紹介されました。その後ネットで調べたら、輸送用燃料としてのパーム油が2030年にゼロになるよう段階的に削減とのこと。森林破壊に関与して作られたパーム油およびその派生製品(食品・洗剤・化成品等)は、なんと大企業が2026年12月30日、零細企業が2027年6月30日までに、森林破壊の土地からのものでないことを証明しないと市場から締め出されるということになっているようですね。もうすぐですね。 熱帯林の破壊等が理由ですが、油脂工業にとっては大変なことですね。2008年に私はコープクリーンさんのマレーシア見学旅行に同行させて頂き、パームプランテーションや加工工場の状況をみてきましたが、その際にはマレーシアは農薬等を極力使わず、フクロウや蛇を利用してネズミを駆除し、日本の稲作のように永続可能な栽培に取り組んでいるという説明を受けました。当時、マレーシアは既に国土のかなりの熱帯林をプランテーションに変えてしまっていましたが、プランテーションは環境に配慮した運営が行われていました。ただ、誰に聞いたか覚えてはいませんが、インドネシアでのプランテーション開発は相当ひどい状況だと聞きました。そういう点がEUから環境に悪いと評価されたのでしょうかね。 いずれにしても、将来の油脂原料について大きな環境変化が起こりそうですね。洗剤原料ももちろんですが、関連産業の動向は要チェックですね。 | |