洗浄・洗剤雑感20170430a

本年度の抱負

4月30日という事で、新年度に切り替わって1か月が経ちました。まずは、新年度に入ってからの出来事の報告から。

まず、4月2日から4月7日まで、ドイツのデュッセルドルフの国際洗浄会議に参加してきました。これは、wfkという洗浄関係の研究を行っているドイツの組織が主催する会議で、デュッセルドルフのヒルトンホテルの会議場で開催されました。企業の参加者が圧倒的に多く、本来は参加費が3日間で12万円近くになりますが、発表する者はその当日は参加費が無料になります。私は2日目に口頭発表したので、1日目と3日目の参加費を支払い、約10万円弱。それでも高いですね。ヒルトンホテルの会場で開催するのだから仕方がないですが。

今回私が発表したのは、確率密度関数法での洗浄力解析という、私の研究室での現時点での一押しのテーマ。今まで、説明の仕方が悪いのでしょう、あまり受け入れてもらえなかった。今回は・・・、どうかな、一応はわかってもらえた人が多かったような気がしますが。もっと、説明の仕方を工夫する必要はありますね。特に学生さんに説明してもらう際には工夫が必要です。

2日の夕方からは、バスでクレフェルドにあるwfkの本部に連れて行ってもらい、そこでパーティー。以前、wfkの本部で研究所見学させてもらったことがあるので、今回も研究所の見学の後に夕食会かなと思っていたら、研究所見学は無しで、ずっとパーティー。高速道路で30分ほど行く距離だったので、かなり離れていましたが。3時間近くのパーティー。しかも日本人は1人。当初、サムスンから日本人数人が参加予定だったのが、その人たちが不参加になって(替りに白人の人が発表していましたが)、全くの独りぼっち。まあ、お酒が入れば知らない人ともワイワイやりましたが。夜の11時頃にデュッセルドルフまでバスで送ってもらい、そこから止まっているホテルに帰るわけですが、3日目も朝から予定が入っているので、どんなにタフなんでしょう。欧州の国際会議、夜中までパーティーをやることが多くて信じられません。そういえば、以前のバルセロナの会議の時は、次の日の午前に発表があったので、楽しそうなパーティーは欠席したことがありましたね。

いずれにしても、自分でも発表しましたが、医療系の洗浄や、各国の関連規制の状況などを知ることができて有益な会議でした。ただ、ちょうど4月初めは学期はじめなので学務関係が大変。今年から化学応用EPという1学年60名ほどの教育コースの代表になりまして、本来ならば、新入生や在学生のオリエンテーションや保護者会等の担当で働かないといけなかったのですが、海外出張を入れてしまっていたので、他の先生方に代理をお願いして対応させていただきました。かなり迷惑をかけてしまったので、以降は頑張らないと。

本日、久しぶりに今後の研究計画・発表予定などを整理してみました。今年を入れて6年間ほどですが、最終年は使えないとして、現時点で20報ほど論文として発表したい内容があるので、単純計算で20÷5=4報のペースで発表していかないと積み残しが出てしまいます。最後の2年間は、特に著作に取り組みたいので、前に詰めていくとして当面は年間5報以上のペースで発表していかないといけません。ちょっと気合を入れていくことにします。

そうそう、単独で出した科研費が採択されました。4年間で1400万円弱ほど。「ナチュラルクリーニングに関する情報分析と科学的検証」とのテーマで、米ぬか、ビール、クエン酸、酢酸、ほうれん草など、「本当に落ちるの?」という題材を、楽しみながら検証したいと思います。この科研費、現在、表面張力計が死にかけているので、とても助かります。今年は、まず表面張力計を購入。洗浄試験機ではTerg-O-Tometerを購入するかどうか思案中。今後の研究計画とにらめっこしながら、現マシンがもたないかどうか、新たに購入する必要があるのかを検討したいと思います。実験のデータがかなり溜まっており、論文にまとめる際に必要な補足実験などをイメージしながら、何が必要かをしっかりと考えたいと思います。

ほか、学会関係も色々と仕事が入ってきそうで、この2年間ほどは著作執筆は我慢ですね。大学学務と論文と学会への貢献の3本柱ですね。頑張りましょう。

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